スーパーライザーPXとは?
スーパーライザーは直線偏光近赤外線治療器といわれるもので、光の中で最も深達性の高い波長帯の近赤外線を高出力で照射し、痛み・ストレスなどで緊張している神経を正常な状態に戻することができる特殊レーザー治療器です。当院では、週2~3回の施術をすすめさせて頂いてております。心地よい温かさ程度で、刺激を感じることはほとんどありません。
現在、国内すべての大学病院と1万8千を超える国・公立病院のペインクリニック(麻酔科外来)等で、このスーパーライザーが治療に使われています。個人差はあると思いますが、1ヶ月を過ぎた頃から少しずつ効果が出てくる方が多いです。
では、どんな効果があるのか?
スーパーライザーPXには2つの効果があります。
①鎮痛・消炎効果(痛みとはれをひくシビレをとる)
②自分で病気を治そうとする能力を引き出す効果
人がストレスを受けると、自律神経の中の交感神経が興奮し血管を縮めます。血管が縮まると酸素や栄養素を運ぶ血液の流れが悪くなり、様々な痛みや体の変調を訴える様になります。このような症状を和らげる為に筋肉や関節へのポイント照射や、星状神経節(大きな神経のツボ)に照射する星状神経節レーザー療法*で全身の交感神経の過緊張を緩和し血行の改善をします。安全で副作用もありません。他の施術と組み合わせて行うとより効果的です。スーパーライザーによるレーザー療法は1回で劇的によくなる、完治するというものではありません。血流の改善効果の持続は、はじめは1日、2日ですが、数回の照射を積み重ねていくと効果の持続期間が長くなり、また自律神経のバランスが整ったところで安定するようになります。症状も落ち着いてきますので、継続して通院施術して頂き、その効果を感じて頂きたいです。
*星状神経節レーザー療法とは?
星状神経節ブロック療法は、注射針を首に打つため、危険を伴う療法ですが、より安全により手軽に行なえるように開発された治療法が、星状神経節レーザー療法です。
スーパーライザーを用いて星状神経節に向かって刺激を与えていきます。赤外線の中で最も波長が短い近赤外線は、温熱効果にすぐれ、人間の体の深部まで到達しやすい性質を持っています。ストレス等で緊張している交感神経を正常な状態に戻し、血行を改善させます。
※注射とは違い“痛み”も“副作用”も有りません。
【施術法】
星状神経節(頚椎7番の横にあります)に5分間照射します。
1週間に2~3回の施術をお勧めいたします。
10~20回行うと少しずつ効果があらわれる方が多いです。
【注意点】
人により施術後に軽い“めまい”や“だるさ”を感じる場合がありますが、これは交感神経の緊張が緩み、急に血流が良くなったために起こる好転反応で、一時的なものです。しばらく安静にすれば直ります。
適応症状は?
頭部疾患 | 頭痛(片頭痛、筋収縮性頭痛、筋緊張性頭痛、群発頭痛、側頭動脈炎)、円形脱毛症、脳血管攣縮、脳血栓、脳梗塞、脳卒中後遺症 |
顔面疾患 | 顎関節症、末梢顔面神経麻痺(ベル麻痺、ハント症候群、外傷性顔面神経麻痺)、顔面痛(非定形顔面痛、咀嚼筋症候群) |
眼疾患 | ドライアイ、緑内障、網膜血管閉塞症、網膜色素変性症、視神経炎、角膜潰瘍、眼性疲労、アレルギー性結膜炎、飛蚊症 |
耳鼻科疾患 | 花粉症、アレルギー性鼻炎、咽喉頭異常感症、鼻閉症、メニエール病、扁桃炎、臭覚障害、突発性難聴、耳鳴、急性・慢性副鼻腔炎、良性発作性頭位めまい |
口腔疾患 | 口内炎、口内乾燥症、抜歯後痛、潰瘍性口内炎抜歯後痛、舌痛症、歯肉炎 |
上肢疾患 | 頸肩腕症候群、肩関節周囲炎(五十肩)、上肢血行障害(レイノー病、レイノー症候群、急性動脈閉塞症、バージャー病)、外傷性頚部症候群、胸郭出口症候群、術後性浮腫(乳房切断後症候群)、脳卒中後肩手症候群、骨折、テニス肘、腱鞘炎、頚椎症、強皮症、関節炎、多汗症、腕神経ニューロパチー(外傷性、術後)、肩こり、冷え性、凍傷、凍瘡 |
心臓疾患 | 不整脈、心筋梗塞、狭心症、洞性頻脈 |
呼吸器疾 | 慢性気管支炎、肺栓塞、小児喘息、気管支ぜんそく |
婦人科疾患 | 更年期障害、月経異常、月経前緊張症、月経困難症、子宮内膜症、不妊症 |
内科疾患 | 胃炎、逆流性食道炎、過敏性腸症候群、便秘、下痢、膀胱炎、神経性頻尿、夜尿症 |
支配領域 | 反射性交感神経萎縮症(カウザルギー、幻肢痛、断端痛)、帯状疱疹 |
心身症 | パニック障害、過換気症候群、多汗症 |
その他 | 自律神経失調症、冷え症、便秘、痔核、いびきその他の不定愁訴、不眠症(睡眠障害)、睡眠時無呼吸症候群、アレルギー全般、自己免疫性疾患、痔核、高血圧など |
※早く効果が出やすいもの、時間がかかるものなどあります。また、効果には個人差があります。